何気なくYahooニュース見てたら、茨城の市立図書館に関するニュースが載っていた。今も一応司書なんで、これまた何気なくクリック。
土浦市の市立図書館では、市内の児童生徒の文集の寄贈を受けて所蔵していた。新聞社が取材のため、市教育委員会に図書館が所蔵していない年の文集の開示を求めたところ、「個人情報に当たる」と拒否。さらに市教育委員会は図書館に文集の撤去を求め、高野秀男館長は従ったというニュース。
アホッ
あーもー、これだから司書資格を持たない人が館長やるって嫌なんだよっ!この際司書資格はいらないから、基本くらい勉強してほしい。頼むから最低限のことは知っててくれ。この高野館長は確実に、「図書館の自由に関する宣言」を知らない。間違いない。
図書館は、権力の介入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任にもとづき、図書館間の相互協力をふくむ図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供するものである。
という文も知らないに違いない。いや私も一言一句覚えてるわけじゃなくて、この文はコピペだけど。要は、図書館は独立した機関だから、上から圧力かけられようが下から泣きごと言われようが、資料収集・提供の自由は守るってこと。
さらに宣言文は、
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
とある。おい高野、守れ。とりあえず守ろうと努力しろ。日本図書館協会は協力してくれると思うぞ。会長の常世田さんとか、行政を丸めこむことなんてチョイチョイッとやってくれそうだと言うのに。
市教委の過剰反応も問題だけど、それに従うこと自体がおかしい。指定管理だらけのこのご時世で土浦市立図書館とやらがどれだけ司書を雇ってるのかは知らないけど、司書職員がいないと図書館法違反になるから確実に1人はいるはず。司書ならこの宣言文の内容は知ってるだろう。とすると、館長は勝手に撤去したか、強引に撤去したかのどちらかだろうな。まさか「図書館の自由に関する宣言文」を知らない司書はいないだろう。
この宣言文は、実際のところ必要だ。市議会議員やら市教委やら図書館の資料収集方針に口出ししてくることって、全くないわけじゃない。税金で運営している以上は予算が減らされたら困るんで屈しそうになったりとかもあるかもしれないけど、やっぱやっちゃいかんことだと思うよ。予算減らされたら、「予算減らされたんで本はこれだけしか買えません」って利用者に公表するくらいしか、抵抗手段を思いつかないんだが。うるさいプロ市民はどこにでもいると思うんで、きっと大丈夫。以前住んでたとこにいた常連利用者のプロ市民は普段は小うるさいじじいだったけど、図書館ロビーの大型テレビの修理費予算が付かないって程度で市教委に乗り込んで怒鳴りまくったりとかしてくれたぞ。
市教委に従ったってことは、文集は撤去したってことだよね。撤去って、どのレベルだろう。一般利用者が見れない書庫に収納した?除籍した?すでに廃棄済み?それとも市教委に納めた?
私が市立図書館で働いていたのは既に過去のことだけど、ガツーンとくるくらいには驚いたしむかついた。
